小石川中等教育学校
「立志 開拓 創作」 東京府立第五中學校を起源とする100年の歴史
学びに没頭する空間



国際学術五輪の参加
小石川では、学術系の国際オリンピックの出場が活発で、毎年、何人もの生徒達が、数学、物理、地学など様々な国際舞台での出場、入賞の活躍がみられます。国際五輪の出場、入賞を目指すことが当たり前の空気が、小石川にはあります。各専門の担当教諭が、国際五輪出場をサポートしてくれます。
学校内では、国際五輪の出場に向けた様々な勉強会や研究発表会が開催されています。学年は不問。やる気のある諸君の参加を待っています。
〔主な入賞実績〕ポーランド科学アカデミー論文コンテスト、国際物理オリンピック、国際数学オリンピック、国際生物オリンピック、国際地学オリンピック、日本ジュニア数学オリンピック、日本地学オリンピック、日本生物学オリンピック、科学の甲子園など

研究活動に熱中する
中学生や高校生のときから、研究者としての道を志す生徒がいます。放課後の専門実験室を覗けば、学年の枠を越えて、研究活動に勤しむ白衣姿の若き研究者が見られるのも、小石川のありふれた一風景です。
彼らの研究活動の充実のために、オープンラボ制度があります。本校の各専門教諭が、放課後や休日に専門の実験室を開放して、各々が自由に研究活動を行ったり、研究会や勉強会を開いています。一例として、以下のような取り組みが行われました。
〔オープンラボの一例〕オープンラボ物理(毎週木曜日の研究書の輪読会)、オープンラボ化学(金属イオンの濃度と組み合わせの研究会)、オープンラボ生物(お茶の水女子大と提携したアルコール代謝能力の遺伝子判定研究)、オープンラボ地学(浅間山や戸隠への野外巡検)、オープンラボ数学(数学五輪での入賞を目指した活動)、オープンラボ情報(プログラミングによるソフトウェア開発)
在学中に、正式の研究者としてデビューする生徒もいます。本校5年生の増井真那さんは、変形菌の研究者で、本校で研究活動や論文執筆をする傍ら、16歳で著書「世界は変形菌でいっぱいだ」を出版、2018年6月には国際論文誌にも掲載。全国各地で講演活動も続けています。
研究活動の際は、日本中の本校のOB・OGの研究者が、サポートをしてくれます。だれも、あなたの活動を妨げたりはしません。堂々と、“出る杭”になってください。

最先端の知見を得る機会
一年を通して、最前線で活躍する世界中の学者を招いた講演会を開催しています。文系や理系の垣根を超えて、医学、物理学、生物学、数学、歴史学、経済学、政治学など、幅広い分野での講演の機会を提供しています。
ところで、講演会とは本来、講演者と聴衆の双方向で意見が交わされる場であるべきです。小石川の講演会は、講演者と積極的に意見を交わし、議論を深めたり、批評をします。国際人に相応しい研究者になるためです。また、外国人の講演も多いですから、在学中の語学力の向上は必須です。
写真は、ノーベル生理学・医学賞を受賞したリチャード・ジョン・ロバーツ(Richard John Roberts)氏の本校での講演会の様子です。
